認知行動療法は、1980年代から世界的に広がり、行動療法を軸にした心理療法です。
行動療法とは、人間の行動の原理・原則をもとにその行動の変化を期待していく心理療法で、人間の「行動」に着目して、問題を解決していく「行動療法」と人間の「認知」に着目して、問題を解決していく「認知療法」を合わせた効果的な心理療法です。
認知行動療法の「原則」とは
①基本モデル重視
基本モデルに沿ってクライエントの体験を理解していく。
②問題解決志向
「今」の問題に焦点を当てる問題解決志向であること。
③心理教育重視
心理教育を重視し、クライエントが自分自身で
問題解決する力をつけること。
認知行動療法でよく使う行動技法
・リラクセーション法
・認知再構成法
・心理教育
・活動記録表
・不安階層表
終結過程で実施すること
・アジェンダやホームワークの設定をクライエント自身が行う。
・セッションの振り返り。
・以前と今の違い・変化についてヒアリングを行う。
・自分の努力で問題解決ができたことを理解する。
・カウンセリング終結後のセルフマネージメントを強化。
カウンセリング終了後
3ヶ月〜6ヶ月〜というタイミングでフォローアップを行う。